創業者・会長メッセージ

マルハングループ会長
韓 昌祐

マルハンの海外金融事業について

「私たちは革新的で先駆的な精神で、アセアン諸国での金融事業を拡大して参ります。」

MARUHAN Investment Asia Pte. Ltd. (MIA) はマルハングループの海外金融事業を統括する金融持株会社です。株式会社マルハンは1957年5月に設立され、現在では日本のエンターテインメント業界を牽引する企業集団まで成長しました。その一方で、グローバルな視点から社会の発展に貢献する企業グループとして、事業の多角化を進めております。その一環として、マルハングループにとって第2の中核事業となる海外金融事業を、MIAを通じてアセアン諸国で展開しております。

高層ビルの立ち並ぶ東京の喧騒を歩いておりますと、ほんの150年前までアジアの一都市であった東京が急速に発展し、1923年の関東大震災や、1945年の第二次世界大戦での崩壊的な被害からも復興して、世界を代表する大都市の一つとなっていることが奇跡のように感じられます。

アセアン各国におきましても、今日までそれぞれ様々な歴史上の出来事に見舞われ、大変な時代がありました。このような市場で、最先端の金融サービスを提供し、各国の人々の生活を豊かにし、経済の復興及び発展に深く貢献していきたい、そのような思いから、マルハンはアセアン新興国での金融事業を開始いたしました。

最初は2008年5月にカンボジア初の日系商業銀行として、マルハンジャパン銀行を開業しました。マルハンジャパン銀行は、大手マイクロファイナンス機関のサタパナ社との合併を経て、今では支店数第2位、資産規模第5位の、カンボジアを代表する大手金融機関に成長いたしました。

2013年2月には、隣国ラオスにて初の日系商業銀行となるマルハンジャパン銀行ラオスを開業しました。マルハンジャパン銀行ラオスは、主にリテール市場を中心としたラオス全国のお客様に対して、モバイルバンキングなど先進的な銀行サービスを提供しています。

2015年8月には、ミャンマーでマイクロファイナンス機関としてサタパナ・リミテッドを開業しました。開業以来、サタパナ・リミテッドはミャンマー経済の発展と共に急成長を遂げています。現在ではミャンマー全土に支店網を有する、融資残高ベースでミャンマー第2位のマイクロファイナンス機関として、都市や農村の個人のお客様に対して小口金融サービスを提供しています。

マルハングループは、今後も革新的で先駆的な精神で、アセアン諸国での金融事業を拡大して参ります。