CEOメッセージ
MARUHAN Investment Asia Pte. Ltd.
President & CEO 韓 健
MARUHAN Investment Asia(MIA)グループと将来ビジョンについて
2008年、株式会社マルハンはカンボジアに商業銀行を設立して、海外金融事業の取り組みを開始しました。事業開始に際し、実際にアセアン諸国に足を運び、現地市場の視察を精力的に実施しました。そこでは、世界平均を上回る成長率と民間消費の急拡大を肌で感じることができた一方で、銀行口座を持たない、金融にアクセスがない国民の皆様が多数存在しているという事実にも気が付きました。そこに大きなビジネスチャンスがあると感じ、アセアン諸国において積極的に金融事業を行う準備を進めることとしました。
アセアン諸国で積極的に金融事業を展開し、将来的には複数の市場に参入することを見据え、2012年、シンガポールに金融持株会社MARUHAN Investment Asia Pte. Ltd.(MIA)を設立しました。設立の狙いは、持株会社を通じた業務運営を行うことにより、金融事業に特化した経営判断を、持株会社レベルで迅速かつ柔軟に行えるようにすることです。さらに、金融グループ全体の一体感を醸成することができることも大きなメリットです。
現在、MIAの傘下では、サタパナ銀行(カンボジア)、マルハンジャパン銀行ラオス(ラオス)及びサタパナ・リミテッド(ミャンマー)の3社が、それぞれの国々で金融事業を展開しております。新興国では、企業における雇用機会がまだ少ないため、多くの国民が自営業かファミリービジネスで生計を立てており、不安定な生活を続けています。貧しい人々は将来の備えや計画に対応するための預金口座、借入、保険サービスなどの一般的な金融サービスへのアクセスがありません。マルハングループは、MIA傘下の金融機関を通じて、こうしたニーズに積極的に応えて参ります。これまで金融にアクセスがなかった人々に対しましても、最高の金融サービスを提供し、経済的自立と生活水準の向上をサポートいたします。
マルハングループは、MARUHAN Investment Asia Pte. Ltd.及び傘下の金融機関を通じ、お客様に信頼されご満足いただける最高の金融サービスをご提供いたします。そして、各国の国民の皆様の生活水準の向上、及び地域経済の発展に貢献することで、幸せで豊かな社会を実現して参ります。